馬城会瓦版2020 第13号~バッティングマシン~

バッティングマシン

 今年の春も、相馬の空はいつものように青く澄み、白い雲がゆっくりと流れ、里は、青葉若葉のあらゆる緑に囲まれていた。
 しかし、日本列島は、桜前線どころか連日、新型コロナウィルスに翻弄され続けた。
 馬城会も、3月に予定されていた新地支部総会は未定の延期、4月25日の仙台支部総会は秋に延期、また、例年創立記念日の5月7日開催の原町支部総会は中止となった。
 2月から書き始めたこの馬城瓦版、休業要請があった訳ではないのだが、新型コロナウィルスの自粛ムードに乗って(?)4月中旬から2か月余りも中断してしまった。

 5月のある日、母校を通りかかっても、生徒たちの声はなく、校庭には草が生え出していた。季節も時間もが止まっていた。
 6月1日(月)から平常授業に戻って通学する高校生の自転車姿は、やっと日常が少しだけ戻りつつあり、希望の光を感じさせてくれる。
 8日(月)からは、部活動の練習も再開したということです。校庭ではバットの打球音が、体育館ではバレーボールのアタック音、音楽室では吹奏楽の楽器の音、そして何よりも後輩の若者たちの声が響いているものと思っています。
 そうした中、前馬城会副会長さんで前馬城会相馬支部長の立谷さんが、母校野球部にバッティングマシンなどを寄贈した記事が、9日の新聞に載りました。 
 夏の甲子園大会はないけれど、県大会は7月18日から、県内6球場で1日2試合、3回戦まで実施し、保護者は2名まで観戦できるとある。
 新しいマシンや防球ネットで、気持ちも新たに若駒たちが躍動することと思う。